マーク雅子
東京都大田区生まれ。
自由で破天荒な中高時代の後、大学時代は、1年間米国遊学(!)、スペイン語学留学、ヨーロッパ、東南アジアをバックパッキング。
その裏で、3歳から14歳までの鍵っ子生活、父親の激しい生き方、高校生の時に両親の別居や離婚などを経験し、心の中には常に鉛のような重荷を持ちながら、その自尊心の低さを埋めるために、上へ、上へ、前へ、前へ!の人生にのみこまれていく。
卒業後すぐに、西オーストラリア大学に日本語講師として赴任。1995年、24歳の時、シドニー大学修士課程の最後の論文を提出した次の日、銀行口座に残った2ドルで、宣伝ポスターを20枚コピーし、語学学校「ラリングアランゲージスクール(La Lingua Language School)」を起業する。
たった1人の生徒から始めたビジネスも、「実生活ですぐに使える英会話」が口コミで広がり、オーストラリア政府認定の英語カレッジに成長。最大時は60名のスタッフ、350名の学生が通い、2002年には「エスニックビジネス賞 スモールビジネス最優秀賞」を受賞する。
そんな中、原因不明の病に襲われると同時に、心の奥底に常にあった心の傷や自尊心の低さが一気に表面化し、身も心もボロボロになる。
後に、(発病から20年近く経ってから)筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と診断されたいた病態が、マダニ媒介感染症のライム病と共感染症、脳を覆う脳脊髄液が漏出、または、減少し、脳が下垂する脳脊髄液減少症、局所性ジストニアである眼瞼痙攣という3つの難病だと判明する。
活動後の衰弱、硬直、脱力、長時間立っていられない起立不耐のほか、温度不耐、感覚過敏(光・人工香料過敏)、免疫症状、関節の痛み、瞼の痛み、高次脳機能障害など全身性の症状に悩まされる。
2006年、入院中に病院を抜け出し、キリスト教の洗礼を授かり、人生の大方向転換を経験する。それを機に、自分を愛すること、人をゆるすことを学び、疎遠だった父に国際電話をかけて和解する。後に、「家族や親戚にひどいことをした」と父が号泣して悔い改め、父も洗礼を授かり、方向転換をし、人生を新しくやり直す。
15年間育てたビジネスを譲渡後、シドニーにてシャアハウスを開始。シェアメイトや一時的に住む所がない若者たちと暮らす。
帰国後は、居場所がない人たちの一時滞在場所として部屋を提供したり、難病啓発団体を発足し、難病ドキュメンタリー映画の翻訳や上映会を品川区きゅりあんなどで開催。コロナ前まで活動を続ける。
その後、幾度かの手術や医療処置を重ね、現在は、一日おきの点滴と疼痛薬で起立、座位、歩行の時間を増やし、「言葉と知識と心で人とつながる」をテーマに、Mark house発蒙館をスタートさせる。
自身の社会参加と自立への挑戦でもある。
できないことを数えるのではなく、
できることを探す旅路を楽しむ!
学歴
職歴
教師資格
寝転がったまま、自宅で取得した資格
”くーちゃん”こと、マーククレイグ
(マーク雅子著)
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州、ドリゴの自然豊かな牧場で生まれる。
子供の頃、読んだ政治漫画から国際政治オタクになり、そのまま国際政治学者の道へ!(寄り道、道草もやや多め!牛?!)
難病を持つ妻のマーク雅子の夫であり、親友であり、家族であり、介助者。
Language Exchange Cafeは、日本人とのつながりをつくること、そして、多忙な大学教員生活と妻の介護、義父の介助などで着手できなかった自身の日本語の勉強も兼ねている。
2024年、1年間猛勉強して、やっと日本語能力試験N4に合格!(目標のN2合格まで道のりは長い!)
本職では、オーストラリアと日本の大学で24年間、比較政治学、国際政治、国際関係論、グローバルスタディーズや学術英語を教えている。
200を超える学術論文を執筆し、安倍元首相について書いた「Abe Restoration”(安倍維新)」は、アメリカで出版され、世界の106の図書館にて閲覧できる。
また、日本の大学生のために書かれた国際関係学の教科書「Understanding International Relations: The World and Japan(国際関係を理解する:世界と日本)」を共著。
国際政治の専門家として、オーストラリア国営放送ABC、イギリス国営放送BBC、韓国国営放送などのメディアに多数出演し、アカデミックニュースウェブサイト、Conversationなどの記事を執筆している。
「褒める授業」「明るい授業」を心がけ、視聴覚教材を多く使用して、世界の問題や世界情勢をエネルギッシュに取り上げ、講義、ディスカッション、ディベート、プレゼンテーション、エッセイライティングなど、学生が積極的に参加する教授法で教鞭をとっている。
大学の長期休暇中に、日本の小学校、中学校や高校で英会話や留学準備コースを教えたこともあり、ジェスチャーがオーバーで無駄に(?!)面白いので 学校側からも好評をいただいている。
そのほか、自衛隊や日本企業で職業関連英語やビジネス英会話、TOEIC、IELTSなどを指導した経験もある。
小中高生にも「くーちゃん」と呼ばれているので そう呼ぶと喜ぶ!
学歴
職歴